むち打ちについて
むち打ち（頸椎捻挫）は、交通事故や転倒、スポーツなどで首に急激な衝撃が加わることで、頸椎やその周囲の筋肉・靭帯・神経が傷つき、痛みやしびれ、可動域の制限などの症状が現れる状態です。事故直後には症状が軽くても、数日後に痛みや不調が強くなることがあるため注意が必要です。慢性化すると頭痛や吐き気、めまいなど自律神経系の症状が出ることもあるため、早期の診断と適切なケアが大切です。
首に強い衝撃を受けたことで起こる筋肉や神経の損傷状態
- ・首を動かすと痛みが走る
- ・首や肩がこわばり、動きが悪くなる
- ・頭痛やめまい、吐き気が出ることがある
- ・腕や手にしびれやだるさを感じる
- ・天候や気圧の変化で症状が悪化する
- ・事故後しばらくしてから痛みが強くなる
主な原因
むち打ち症（頸部捻挫）は、交通事故やスポーツなどによる急激な衝撃で首に不自然な力が加わり、筋肉や靭帯、関節、神経などが損傷されることで発生する症状の総称です。特に追突事故などで頭が前後に大きく振られるような動きによって、首に大きな負荷がかかることが多く、「むちを打つような動き」に似ていることからこの名前が付けられています。首の痛みや張り感のほか、頭痛、めまい、吐き気、腕のしびれ、倦怠感といったさまざまな症状が現れる場合があり、受傷直後は軽い症状でも、数日後に悪化するケースもあるため注意が必要です。
治療方法
むち打ちによる筋肉や関節の緊張、バランスの乱れに着目し、首や肩、背中を中心とした部位の調整を通じて回復をサポートすることが目的となります。急性期には炎症が強い場合もあるため、無理のないやさしい施術が基本となり、症状の状態を見ながら段階的にケアを行っていきます。痛みや緊張の緩和を図ることで、血流や神経の働きを促進し、自然な回復力を高めることが期待されます。
また、事故後は自律神経のバランスが乱れやすく、精神的なストレスや不安感が影響することもあります。整体では、リラックスを促す調整や呼吸の安定を意識した施術が取り入れられることもあり、心身の緊張をやわらげるためのケアが行われます。むち打ちの症状は一人ひとり異なるため、丁寧な観察と調整を重ねながら、無理なく改善を目指すことが大切とされています。
